俺的 アメリカ論。 ~もみ消し入りＴＡについて~
2011年6月10日 TCG全般 コメント (12)という訳で、昨日に続きアメリカ論。
もみ消し入りアメリカについて。
デッキの解説は後ほど。
まずは、「思考囲い」と「もみ消し」について
前に、どっちが強いかはベクトルが違うから甲乙はつけ難い
という話をしたけど。
実際に使い比べてみた感想。
その前に、
今、流行のＭステについては
囲いも、もみ消しも１マナなんで
両方引っかかるという事で、
その事自体の評価については特に考慮はしない。
・もみ消しについて。
シンクホールが抜けたアメリカにとって
マナ・デニアル戦法が弱まって
もみ消し自体の存在も薄れたんだけども
今は逆にそれが追い風になっている。
アメリカには、もみ消しは入っていないというのが
通説になりつつあるから、
初手にアンシーを置くと、大抵返しに不毛で割ってくれる。
初手の不毛をもみ消せるか、もみ消せないかにより
その後の展開はガラリと変わってくる。
只でさえ土地の少ないアメリカが土地を割られると
ドロソで土地を探しに良く必要が出てきて
テンポを失ってしまう。
逆に、もみ消せたら相手は土地が０で
手札を１枚損した状態で、
こちらは土地が１枚多く場にある。
なんと不思議！
１マナのタイムウォーク。
ターンが帰ってきてヒムと繋げられると
脳汁がドバーっと出て、ヤバイ。
後、最近は石鍛冶とか戦隊の鷹とか、嫌なＣＩＰクリーチャーが増えたり
装備品も横行しているので、もみ消す対象に困らないのも利点。
・思考囲いについて。
メタ的にコンボが減ったので初手に手札破壊をする必要性が薄まった。
また、アメリカにとって初手に手札を１枚減らすよりも
ヒムで二枚減らすほうがアドバンテージが取れるので
優先してプレイしたいのはヒム。
Ｍステが入る前は、先に思考囲いで相手の思考囲いを落とさないと、
相手の囲いでヒムを落とされるという事が往々にしてあったけど
Ｍステのお陰で、初手の思考囲いから守りやすくなった。
逆に言うと、守る為の囲いは必要がなくなった。
それに、思考囲いでは抜けない不毛の大地によって
土地が割られる可能性があるので、初手に思考囲いが撃ちにくくなった。
(１ターン目フェッチで、２ターン目に土地を置いてヒムが王道。)
１ターン目に囲いしないならば、手札破壊はヒムで十分という個人的見解。
以上のことより、警戒の薄い「もみ消し」が強まって、
場面が限定され「思考囲い」が弱まり
結果、もみ消しの方が強いと感じた。
ただ、囲いが無いと手札破壊の枚数が減って
アメリカでは対処しにくいＰＷを的確に抜けないという意見もあると思う。
しかし、個人的には４マナのジェイスはＤａｚｅすればよいし、
Ｄａｚｅケアのジェイスを出される時点で
テンポ・デッキとしては致命的な状態と言える。
そのような状態にならないように、不毛で土地を割ったり
フェッチをもみ消してテンポを稼ぐ事が大切だと思う。
囲いの部分がもみ消しになった。
また、Ｍステを入れる部分としてＤａｚｅと除去の枚数が減っている。
Ｄｅｅｄに関しては、メイン採用ではなくサイドに移行した。
メインに入っているから、受けが広くなるとは思うんだけど
やはりテンポを稼いで、イニシアチブを取っている状態では
無用の長物である事が多かったので、抜いてみた。
カモさまスタイルのアメリカのプレイングでは
どちらかと言うとクロック・パーミというよりも
相次ぐ手札破壊により、アドを稼いでから場を掌握する
ボードコンに近いのでＤｅｅｄやジェイスが強く
重要だと思うんだけど
僕のプレイング・スタイルでは
チームアメリカが本来持っているクロック・パーミという部分を追求すると、
より速度が速く、アドが取れやすいカードを優先したい。
土地に関しては２ターン目にヒムを意識して
黒黒が出やすい構成になっているが
もみ消し構えつつタルモを出すことを意識すると
Ｂａｙｏｕを一枚トロピに換える(戻す)事も検討したい。
もみ消し入りアメリカについて。
デッキの解説は後ほど。
まずは、「思考囲い」と「もみ消し」について
前に、どっちが強いかはベクトルが違うから甲乙はつけ難い
という話をしたけど。
実際に使い比べてみた感想。
その前に、
今、流行のＭステについては
囲いも、もみ消しも１マナなんで
両方引っかかるという事で、
その事自体の評価については特に考慮はしない。
・もみ消しについて。
シンクホールが抜けたアメリカにとって
マナ・デニアル戦法が弱まって
もみ消し自体の存在も薄れたんだけども
今は逆にそれが追い風になっている。
アメリカには、もみ消しは入っていないというのが
通説になりつつあるから、
初手にアンシーを置くと、大抵返しに不毛で割ってくれる。
初手の不毛をもみ消せるか、もみ消せないかにより
その後の展開はガラリと変わってくる。
只でさえ土地の少ないアメリカが土地を割られると
ドロソで土地を探しに良く必要が出てきて
テンポを失ってしまう。
逆に、もみ消せたら相手は土地が０で
手札を１枚損した状態で、
こちらは土地が１枚多く場にある。
なんと不思議！
１マナのタイムウォーク。
ターンが帰ってきてヒムと繋げられると
脳汁がドバーっと出て、ヤバイ。
後、最近は石鍛冶とか戦隊の鷹とか、嫌なＣＩＰクリーチャーが増えたり
装備品も横行しているので、もみ消す対象に困らないのも利点。
・思考囲いについて。
メタ的にコンボが減ったので初手に手札破壊をする必要性が薄まった。
また、アメリカにとって初手に手札を１枚減らすよりも
ヒムで二枚減らすほうがアドバンテージが取れるので
優先してプレイしたいのはヒム。
Ｍステが入る前は、先に思考囲いで相手の思考囲いを落とさないと、
相手の囲いでヒムを落とされるという事が往々にしてあったけど
Ｍステのお陰で、初手の思考囲いから守りやすくなった。
逆に言うと、守る為の囲いは必要がなくなった。
それに、思考囲いでは抜けない不毛の大地によって
土地が割られる可能性があるので、初手に思考囲いが撃ちにくくなった。
(１ターン目フェッチで、２ターン目に土地を置いてヒムが王道。)
１ターン目に囲いしないならば、手札破壊はヒムで十分という個人的見解。
以上のことより、警戒の薄い「もみ消し」が強まって、
場面が限定され「思考囲い」が弱まり
結果、もみ消しの方が強いと感じた。
ただ、囲いが無いと手札破壊の枚数が減って
アメリカでは対処しにくいＰＷを的確に抜けないという意見もあると思う。
しかし、個人的には４マナのジェイスはＤａｚｅすればよいし、
Ｄａｚｅケアのジェイスを出される時点で
テンポ・デッキとしては致命的な状態と言える。
そのような状態にならないように、不毛で土地を割ったり
フェッチをもみ消してテンポを稼ぐ事が大切だと思う。
Creature 9
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
3 《墓忍び/Tombstalker(FUT)》
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
Spell 30
4 《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》
4 《思案/Ponder(M10)》
4 《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
3 《目くらまし/Daze(NEM)》
4 《Force of Will(ALL)》
3 《もみ消し/Stifle(SCG)》
4 《Hymn to Tourach(FEM)》
2 《四肢切断/Dismember(NPH)》
2 《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
PlanesWalker 2
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
Land 19
4 《Underground Sea(LEB)》
3 《Bayou(LEB)》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
3 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
4 《不毛の大地/Wasteland(TMP)》
囲いの部分がもみ消しになった。
また、Ｍステを入れる部分としてＤａｚｅと除去の枚数が減っている。
Ｄｅｅｄに関しては、メイン採用ではなくサイドに移行した。
メインに入っているから、受けが広くなるとは思うんだけど
やはりテンポを稼いで、イニシアチブを取っている状態では
無用の長物である事が多かったので、抜いてみた。
カモさまスタイルのアメリカのプレイングでは
どちらかと言うとクロック・パーミというよりも
相次ぐ手札破壊により、アドを稼いでから場を掌握する
ボードコンに近いのでＤｅｅｄやジェイスが強く
重要だと思うんだけど
僕のプレイング・スタイルでは
チームアメリカが本来持っているクロック・パーミという部分を追求すると、
より速度が速く、アドが取れやすいカードを優先したい。
土地に関しては２ターン目にヒムを意識して
黒黒が出やすい構成になっているが
もみ消し構えつつタルモを出すことを意識すると
Ｂａｙｏｕを一枚トロピに換える(戻す)事も検討したい。
コメント
殺しを抜いたことは矛盾してるように思うんだけど。。。
石鍛冶が流行っている今、現状では厳しいと感じてもみ消しの採用を考えていました。バタースカル、緑黒剣に対処出来ずに石鍛冶デッキに負けてしまっていがちでしたが、墓忍び、デイズ、もみ消しを採用した形でテンポを取っていけると石鍛冶に対してもいけそうな感じがしますね。
もみ消しを採用する場合はやはりトロピカルアイランドが一枚あるといいかもしれないですね。
ヤスさんのリストを参考に試してみて、また私の日記で考察させていただきたいと思います！
最後に、リンクさせていただきました。
１ターン目お互いフェッチを置いてにらみ合い、という場がいくつもできるんですね。
殺しは、四肢切断にしてみました。
個人的には殺しの方が好きですが
メインで腐りづらく(黒い相手でも使える)
また、メーガス殺せるのも利点ですね。
最近の環境ではビート増えてきてダメージレースをする場面が多い
また、Ｍステ加入によってライフの支払いが多いので
GftTについては、なんだかんだで大きくなった聖遺の騎士を殺せるのが
大きいですね。
この除去の四枚はメタによって換える枠だと思います。
> ＣＴさん
はじめまして。
リンクありがとうございます。
コチラからもリンクさせて頂きました。
石鍛冶は、ホントウザイですね。
今までは装備品を持ってくるだけだったんですが
殴打頭蓋のお陰で、起動能力を使われる前に除去する必要が
出てきましたからね。
トロピは、ホント１枚入れたいのが本音ですが
初手に来ると、ヒムが撃てないというジレンマもありますね。
今後ともヨロシクお願い致します。
> モリネコさん
そうなんですよね。
相手の思考囲いは、ＭＭもしくは、ブレストで回避できますからね
無闇にDazeとかしなくて良いのが助かります。
相手の１ターン目にフェッチセットで
もみ消し構えていると
擬似的に２ターン目に２マナ呪文を唱えさせないと言う
プレイングが出来ますからね。
序盤のテンポを稼ぐには良いカードです。
誤：また、Ｍステ加入によってライフの支払いが多いので
正：また、Ｍステ加入によってライフの支払いが多いので
支払うコストをライフとマナで調整できる四肢切断を採用しました。
Mステで釣られるとﾋﾞｷﾋﾞｷしますがｗ
→ヒム
だと不毛される可能性がある
フェッチ(もみ消しの構え)
→ヒム
だと比較的安全にヒムまでいける。
でフェッチ切らずにＭＭは撃てる。
って事ですよね？
今までの「マナ否定戦略」ではなく
ヒム主体の「マナ否定戦略」が出来るようになったって事ですよね？
先手後手で入れ替えられるように、
サイドに何か忍ばせて起きたい気もするなあ・・・。
色縛りは出来ませんが、相手だけ土地が減りテンポ取ってる事に変わり無いですからね。
個人的には攻めの思考囲い、守りの揉み消しという構図がしっくりきます。
初手の不毛、ないしフェッチをもみ消して
返しにヒムが通れば
コッチの場には土地２枚。
相手は土地０でかつダブルマリガンからゲームみたいなものだからね。
Ｍステに関しては、もうしゃあないと割り切るしかないね。
相手が持っている可能性、こちらの手札にある可能性を考えてたらキリないし。
ただ、もみ消しをＭステされるとビキビキするねｗｗｗ
> ツボさん
そうなんですよね。
フェッチＧｏ！
が一番安定な立ち上がりなんですよね。
と言う意味で、仕掛けにくいソーサリーよりも
構えられる揉み消しのほうが、まだマシだという感じですね。
ヒムvsシンクは、場にある土地触れないけど
手札から２枚土地を落とせたら
シンクの２倍効果ですから。
ただランダムなんで、ヒム≦シンク≦ヒムという振り幅ですね。
> ニドさん
２ゲーム目は、相手のデッキ、先攻後攻踏まえて
サイドアウトも視野に入れていますよ。
単純に除去に差し替えたほうが強い場合もありますし。
大切なのは、１ゲーム目にもみ消しをチラつかせて
２ゲーム目も意識させる事ですね。
> Killyクン
そうなんですよね。手札に土地がある状態での
不毛は替えって相手のテンポ・ロスという事で
もみ消さない事もありますね。
もみ消しは相手が踏み込んで来ないと刺さらないですからね。
そういう意味では今はノーマークに近いから
強いよね。
タルモ、誠遺は基本除去れないし、ナカティル除去るにしても1t目2t目に打つようだったら殺しのが嬉しいですから。
俺もチメリカ考察かきてええ
そうなんですよね。
聖遺や母など、即除去したいものは、
マナの掛からなくて確実性のある殺しの方が強いんですよね。
ただ、黒い相手にゴミになるというのが…
聖遺はGftTで討ち取る事を想定して採用しています。
名古屋から帰って来たら是非書いて下さい！